近所林道ツーリングをした

昨日あまりにもバイクに乗らなかったことを後悔したので、今日はバイクに乗ることにした。しかし、なぜか23時に寝たのに3時くらいに目が冷めてしまい、眠れなかったので寝不足でもともと北広島のほうまで行こうと思ったけど、そんな気はなくなってしまった。

代わりに、2,3年ぶりにFEを買って最初の頃に回った近所の林道を探索してみることにした。

白木山林道

まずは、有名な白木山の林道。ここの良さは走りやすい。少々ガレっぽいところもあるが、ガレの中でも最弱レベルなので、本当に初心者でもおすすめできる。人も結構通るようだし、工事車両の出入りもあるようなので安心感もある。車両が出入りするのは注意が必要のような気がするが、逆に言えば車でも入っていける程度には整備されているということでもある。

こちらはRAWを現像して、ちょっとハイコントラストなバエ写真っぽくしてみたところ。

そしてこちらはXperia撮って出し。 RAWで色をいじっておいてなんだが、ミラーレスのほうが色の乗り、明暗のグラデーションがきれいなように思わないかな?コントラストが強調されてるので、そう見えやすいのだろうけど。

ここは白木山林道の中で唯一眺望が開けていると言って良い場所。ここ以外は景色は期待できない。奈良の某林道のようにずっとよそ見をしながら走りたくなるような絶景がずっと続く林道というのは中国地方にはおそらくない。林道は多いが、大体自然に帰りかけてるような林道、薄暗いなんか出てきそうな林道、閉塞的な林道が多い。1つでいいから氷ノ山林道とかそういう感じの、長くて絶景が続くような林道がほしいものだ。

せっかく望遠レンズを持っていったので300mmで撮影してみた。こちらは撮って出し。前の画像でも下界のあたりは少し霞んでぼやけてしまっている。まあ、よくあることだが、望遠で撮影したからといってそれがなくなるわけではない(当然)。

そこでRAWから頑張って現像すると、このようになる。結構良い感じではないだろうか。もともとの霞によるぼやけてる感は消すのが難しいが、マイクロコントラストとかそのへんを適当にかけていくとこれくらいにはできる。

とは言え、やはり眺望が開けている景色は基本的には広角から標準域が撮りやすいだろうね。木々に囲まれてて、一部の隙間からやっと遠景が望めるとか、雲海の隙間から街が見えるとか、そういう限定的なシーンじゃない限りは広角のほうが良いような気がする。ただし、あんまりないとは思うがめちゃくちゃ空気が澄んでいて霞が少ないときに望遠で撮れば面白いかもしれない。

白木山林道はかなり広く走りやすいので、暇なときに遊びに行くには良いなと思った。かなりの勾配のアンテナへ続く道があったが、ハイエースがそこに入っていってたのは驚いた。バイクでもちょっと恐怖を感じるレベルの勾配で、未舗装だったら確実に上級者向けの坂だった。しかも、おそらくだが、それをバックで登っている。現場のおじさん恐るべしだ。

思ったより奥まで探索したので、結構疲れたし満足したのでこれでもうご飯食べて帰ってもよかったのだが、せっかくなのでもう一本。

本当にゆるふわフラット林道ツーリングをする予定だったので、あんまり良くないとは思うが水は持参しなかった。しかしながら、ちょっと汗をかきすぎて流石にまずい気がしたので、下ったところの自販機で一杯。やはり、アクエリは冷えたものに限る。ぬるいアクエリはありえないくらいまずい。その点ポカリはすごい。冷たくてもぬるくてもうまい。冷たいほうがうまいけど。

名前を忘れたけどダムのところから入るやつ

2本目の林道に移動した。入口のところ、Xperiaで撮ったお手軽写真しかなかったけど、ここの入口結構好き。広くて、左右に高い木が並び、川の音が聞こえる。しかも水がきれい。適度に木漏れ日もある。完全にダンジョンの入口のような雰囲気。

ただし、それも入口だけ。

この林道、狭い区間があるっていうのと、人が歩いてることがあるという印象が強すぎて忘れていたが、結構ガレがひどい。こうして写真で見るとそうでもない感じに見えるな。実際歩けばそうでもない。

パンクが怖すぎて1.5 bar(単位あってるか?)の空気圧で走ってるので、ガレ場はしんどい。一応ここ、初心者向けと言われているが、正直道がちょっと狭めであることと、ずっとガレなのでいきなり来るにはおすすめしないかもしれない。とは言え、比較的短く10分もあれば走破できるので、ガレ場になれるのには良いと思う。

大型アドベのようなバイクの場合、乗ったことがないのでわからないが、ちょっと危ないかもしれない。ガレ場は体力を使うし、このように狭くて曲がりくねり見通しが悪いガレ場はどうしてもスピードが出せないので、 1,2速で半クラを多用しながら進むことになる。バイクが暴れるので大型のパワーや重量を抑え込まないといけないし、半クラをミスってアクセル開けすぎると、崖下ダイブの可能性もある。体力があればそうはならないが、体力が消耗していると、このようなミスが起きやすい。わいも今回は1回エンストしてしまった。

奥地で記念撮影。こちらもちょっと現像してみた。やわらかい雰囲気になってるかな。林道では、このように木漏れ日にバイクが照らされて肉眼で見ると結構よい感じに見える場合があるが、カメラで撮ってみると微妙ということがよくあった。しかし今日気づいたが、カメラのフォトモードをナチュラルとかフラット系の、コントラストが低いモードにすると結構よい雰囲気となることがわかった。

それにしてもハスクは白いので、こういう場合白飛びしやすい。しかし、逆にそれが良い感じにも見える。

メーター周り(メータは写ってない)。この質感というか、立体感えぐくないか?

この林道は中くらいのガレ。轍はそれほどひどくないので、たしかにまだ簡単な方と言える。ガレの練習をするのにはよいかもしれない。坂も入口付近にしかなく、そこはガレてないので、ガレ部分はほぼ平地みたいな感じ。

とは言え、オフ初めてですみたいな人がいきなり来るのはどうだろう。ある程度乗れそうな人なら大丈夫だろうけど。オフ界隈の初心者向けって結構レベル高いのかもしれない。(白木山は絶対初心者向けなので、あちらのほうが個人的にはおすすめ)

出口側、そういえばこんなのあったな。車両通行不可(通っちゃだめとは言ってない)。車は100%無理だがバイクなら通れる。てか、反対側には通行止めもフェンスもなんもないので、入っちゃだめってことはないんだろう。自己責任で。林道はいつだってそういうものだ。※ ここはややグレー感はありますが、私は基本封鎖されてなくても、明確に進入禁止と書かれた林道には入りません(入ってるブログや動画があったとしても)

彫刻村

写真はない。近くにあったので最近の様子を見に行ってみた。もちろん一人だし、激重荷物を抱えてるので入口までしか行ってない。

最近いろいろ流されたときいたけど、たしかに昔走ったときよりところどころ状況が悪くなってそう。ハードな林道が好きな人には良い場所だと思う。正直なところ、おそらく行けるとは思うが、転んだりせずにいける自身はあまりない。体力MAX、軽量装備ならワンチャンという感じか。とは言え、万一の場合を考えれば、それでも一人では来たくないところだ。結構新しめのタイヤ跡が多かったので、おそらくかなりの頻度で土日誰かが走ってるのだろう。まあ、土日に広場で適当に遊んでおいて、誰かきたらついていかせてもらうってのがソロプレイヤーとしては一番現実的な突撃の仕方かもしれない。そこまでしないけど。ここで無理して遊ぶならコースで遊ぶかな。

ごはん

ごはんを食べた。

こちらのお店でね。14時くらいについたせいもあってか、誰もいなかった。

からあげ定食。980円くらいだった気がする。思ったより量が多い。980円ならこれくらいか。

感想としては、なんか家庭的な味だなぁと思った。レストランのおしゃれな味ではない。実家に帰ったら出てきそうな味だった。普通に美味しかったので良き。次は豚角煮なんたら定食とかいうのを食べてみるか。次いつ来るのかわからないが。

帰り

帰りもせっかくなのでちょくちょく撮影しながら帰った。

ここらへん、広島市なのかどうかわからないけど、広島の街のあたりでは一番好きなところかもしれない。歩いていくには遠すぎるのが残念。歩いてこの河川敷、川沿いを散歩したりできる場所に住んだらよかったかもしれない。

まあまあ汚れている。まあ、晴れた日に一般的な林道を走りましたというくらいの汚れ方かなと思う。

このあと、洗車してドロを落とした上、帰宅後チェーン掃除と注油、フロントフォークの掃除をした。偉すぎる。よく考えたら、長崎から帰ってから洗車もしてないし、長崎ではずっと海沿いを走ったり土砂降りの中を走ったりしたので、そろそろねぎらってやらねばと思った。

終わり

FEは改めてとても良いバイクだと思った。林道では軽さとトルク、その他サスなどの性能の良さのおかげで初心者でも結構走れてしまうし、何より乗っていて楽しい。不安感がない。一方公道では、下道に限るが、結構トコトコ走れてしまうので、長距離をのんびり走ってても楽しい。トルクもあるので、ちょっとメリハリをつけた走りをすると、スピードを出さなくても楽しい。普段オフ車っぽい乗り方を公道でもやってるけど、モタードっぽいライディングをして(ポーズだけ)、気分はモタードライダーごっこをするのも楽しい。

欠点は、走行性能で言えば、確実に上の伸びの無さだろう。一応回せば100km/hくらいは出せるけど、パワーがないというか、70km/hあたりから急激にエンジン回ってるな感が出てきて、それを維持するのはしんどい。振動もかなり大きくなるし、エンジン回してる感が強いので、維持するとバイクに良くない気がする。それもあって、スピードが出やすい下り坂なんかでは車の流れに乗るのがしんどい。とは言え、普通の下道一般道では極端に速い車はごく一部だし、よく走ってるフィールドにはそもそも車あんまりいないので、そのへんは運用でカバーできるし、全く走れないわけじゃないので、工夫してだましだまし走れもする。

しかしながら、最大の欠点はメンテサイクルの短さ。1000kmごとのオイル交換、回さなければ実際は1500kmくらいは大丈夫かもしれないが、やはり精神衛生上1000km以内で交換していきたい。そうなるとほぼ、自走での遠出は難しい。ハスクディーラーは全国に少ないし、場合によっては他店購入バイクのオイル交換すら渋ってくるようなポンコツ正規ディーラーもいるので、ロンツーには心配すぎて使えない。

これらの欠点が改良されれば、まさに神バイクである。今は準神バイクくらいである。とは言え、レーサーなのでそこは重視してないだろうから、改良されることはないだろう。ま、現時点でもかっこよくてオンオフ両方で楽しい(ただし下道にかぎる)バイクで、非常に満足度が高い乗り物である。

それにしても、最近出社しようと朝玄関から出ると結構涼しくて、秋だ〜って思うことが多かったんだけど、普通に今日晴れてる昼間、33度とかあったし、ツーリング終わって部屋帰ったら室温31度だったし、まだまだ夏だわ。とは言え、ここからすごい勢いで涼しくなっていくのだろう。

そんなわけで、今日はこのくらいで。