続き

昨日に続いてパリの写真を主に貼り付けていく。

ユーロスターでパリ北駅へ。ロンドンとパリの間は1時間の時差があるので到着時間だけ見たら3時間かかりそうだが、実際には2時間くらい。ちなみにパリ北駅の治安は悪いらしい。

駅到着後はお仕事関係だったので省略してホテル。パリのホテルはかなり良かった。部屋はきれいだし、受付の対応も良い。毎日部屋は掃除してくれる、そして静か。(ロンドンのホテルは部屋の掃除してくれなかったし、壁薄くて隣の部屋のテレビの音が聞こえてた)

星3とか星4とか言われるホテルがあるみたいだが、星3は正直一泊3,4万円とかするのに日本の5000円のビジホ以下のサービスのような気がする。星4くらいになってようやくまともに戦える。大体このときの相場だとおそらく6万以上くらいの気がする。自分で払ってないから忘れたけど。

仕事関係の人たちとパリでご飯を食べた。ご飯の写真はカット。撮れているけどあんまり美味しそうに見えなかった。実際にはかなり高いが値段相応に美味しかった。ご飯に関して言えばさすがのパリという感じだろうか。ナイフとフォークを結構使ったので使い方に慣れてきた気がする。

パリの地下鉄。

t+チケットというのを買うと乗ることができる。また現地のsuicaみたいなやつもある。ロンドン地下鉄のようにクレジットカードでそのまま改札を通ることはできない。その代わりかしらんけどt+チケットを1枚買えばどこまででも乗れる。

改札システムがガバガバなのでやろうと思えば無賃乗車もできると思う。改札通らなくてもホームに行ける道もあるらしい(早朝は改札が動いてないとか聞いた)。しかしチケットに打刻せずに電車に乗ったことがバレると50ユーロの罰金らしい。

値段はともかくシステム面ではロンドン地下鉄のほうが利用しやすかった。あとはロンドンでもパリでも言えることだが全体的に設備や電車がボロいし、パリの電車に至っては車両にめちゃくちゃ落書きしてある。

新しめの車両なら車内アナウンスがあったりするが、古い車両だと何もアナウンス無いので駅の表示をよく見ておかないと乗り過ごす可能性がある。

別に有名どころでもなんでもないパリの街並。ロンドンとはまた違う雰囲気が漂っている。

よくパリに実際に行くと汚かったり治安が悪くて失望するという話はあるが、個人的にもともと期待が大きくなかったのでそれほどギャップは感じなかった。ロンドン同様に全体として建物が古い。加えてパリは落書きがかなり多い気がするのと、近年増えた移民によって多民族国家になっているので歩いてる人の人種が多種多様でロンドンとは異なる雰囲気がある。

通り沿いにバーのようなものがしょっちゅうあり、かなり遅くまで地元民はそこで飲んでる人が多いようだ。そのためか23時過ぎの電車でも超満員電車になってることがある。まあ、電車がもともと狭いのと座席配置が広島のJR西日本なので効率が悪いのもあると思う。

金曜日の夕方に凱旋門あたりを散歩した。ロンドンもそうだが、この時期でもパリは日没がかなり遅く 21時前くらいになってようやく真っ暗になる。

Les Champs-Élysées。

これがシャンゼリゼ通りですか。パリ(世界?)で最も美しい通りと言われている。

これがコンコルド広場。

そしてセーヌ川とエッフェル塔(夕方)。ここからの眺めがとても良かった。

正直当日は仕事終わりに来ていて、ホテルにそれほど近いというわけでもなかったがちょっと無理してでかけたのだが、でかけてよかったと思った。

エッフェル塔の真下。このとき20:30頃だと思う。大分薄暗くなってきたが、天気が良いのでギリギリ良い感じになった。

夜の電車は治安が終わるらしいので、急いでホテルに帰った。実際は地元民もかなり乗っているので本当にやばいのは地元民も概ね家に帰った深夜じゃないかと思う。多分日本と違って終電という概念がないので電車はずっと走ってると思う。

次の日、これはオペラの近くにあるオーステルリッツ記念柱。

その奥にあるチュイルリー庭園。

このあと本当はオペラ座に入って見学してみようと思ったのだが、改装工事みたいなのしてたのもあってか、入り方がよくわからなかったので諦めた。

そして電車と路線バスに揺られてあのBEAへ。

他の出張組はみんなグループで観光していたのだが、BEAに行きたいと行っても誰もついてきてくれなかったのでしょうがなく一人で行った。(みんな治安治安言うからビビりまくってたけど、いうてフランスだしなんとかなる)

土曜日なので休みだったと思うけど、警備っぽい人がいたようで、挨拶しておいた。多分完全に不審者だったと思う。

その後はル・ブルジェ航空宇宙博物館に行ってみた。

現地バイク乗り(グラディウス)も見に来ていたようだ。フランスは割とスズキバイク走ってる気がする。ロンドンは全然だった。(大体ヨーロッパ系メーカーとHonda+Yamahaが半々くらい)

この博物館、早く付きすぎたかと思ったけど割とちゃんと見てたら余裕で4時間くらいかかってた。

このように初期の飛行機、飛行船、戦闘機、旅客機、輸送機、ヘリコプター、ロケット、ミサイル、核弾頭、人工衛星なんでもあった。個人的にはV1やら日本じゃなかなか見れない欧州の戦闘機やらが見れたのと、B747やコンコルドの中に入れたのが良かった。

この施設、職員の人もちゃんと英語で対応してくれるし(こちらはあんまり喋れないが)、対応も親切、施設内にロッカーもあり多少の荷物は預けられる(キャリーケースサイズは無理そう)、そして安いので結構航空機好きなら良いと思う。まあ、めったにパリなんて来れないから行くならベルサイユ宮殿とかそっちのほうが魅力的というのはわからんでもないが。BAEの近くなので、BAEついでに来れる。後は、多分近所のマニアックな人が多くてあんまり観光客(特にEU外の遠方の)が大勢来る場所じゃないってのもあってか、館内はかなり平和だった。スリとかミジンコほども気にする必要はないと思う。

割と郊外なので地下鉄だけでは行けないので、7番の地下鉄から152番の路線バスに乗り継げば行ける。 t+チケット2枚で片道行けるのでおすすめ。

私はこのまま350のバスに乗ってシャルル・ドゴール空港に向かった。これもt+チケット1枚で行ける。治安の悪いと噂の鉄道や多分ちょっと高い高速バスみたいなのよりも安全かつ安いと思う。路線バスも結構ガラガラで治安は全然良かった。

シャルル・ドゴール空港。

帰りの飛行機。B777-600だったかな。もうあと1,2年後だったらA350-1000だったかもしれない。A350-1000乗ってみたかった。900は乗ったことあるけど。

行きは和食だったので帰りは洋食にしてみた。このお肉がとても美味しかった。それほどナイフで簡単に切れるという感じではないが、食べるとすごく柔らかいし味も良い。多分フランス料理のメニューだったと思うけど、最後に良いものが食べられた。

そんなわけで特に何か大きなトラブルもなく、犯罪被害にあうこともなく、お金を使いすぎることもなく、無事に帰ってこれた。

終わり

海外完走した感想を簡単に書いておく。

  • 物価が鬼高い(特にロンドンは激ヤバ、日本の物価上昇が可愛すぎてへそで茶が湧く)
    • 軽食で1000円、普通にレストランでご飯を食べたら2000円後半から4000円くらいになる
    • ただの水でも300円とかする
    • レストランの水は無料ではない
  • ホテルは星4くらいじゃないと快適とは言えない(星3でもまあ行けるけど、日本のビジホ以下)
    • ちなみにボディーソープとシャンプーが兼用みたいなホテルが多かった
    • それ以外は設備的には大体日本と同じような感じ
  • 水が硬水?だからか日本の洗剤系は泡立ちが悪い(倍くらいの量あっても良いと思う)
    • あとついでに同じシャンプー使っても明らかに洗った後の髪質とかが日本と違う
  • 治安は少なくとも観光地など人が集まるところは要注意
    • 押し売りや謎のサインをさせられそうになったりした
    • 普通の街であればよほど運が悪くなければ大丈夫そう
    • 電車など混雑している場合もおそらく注意したほうがいい
  • TOEIC500点くらいの英語力でも旅行くらいはできそう
    • 困ったときはgoogle翻訳があればなんとかなる
    • とはいえ英語力はあるに越したことはないし、あったほうが楽しいと思う
  • 街に落書きが多い
    • 特にパリは多い、どこでも落書きしてある
    • 流石に世界遺産にはしていないが
    • ゴミは思ったほどではない、ちゃんと掃除してる人がいるっぽい
  • 何でもクレカで払える(MasterCardかVisaかアメリカン・エキスプレスあたりが良い)
    • JCBもたまに見かけるけど絶対とは言えない
    • コインランドリーはクレカ使えない(ロンドンは無理だった)
      • 両替機という概念はないと思うので近所の店で買い物してsmall coinでお釣りくださいって言うしかない
  • ヨーロッパのイメージはあるが実際見るとやっぱり感動する
    • 写真が捗る、カメラを持っていったほうがいい
    • 次はツーリングもしてみたい
  • 親切な人も多い
    • 全員がそうではないと思うが、イメージより親切な人が多い
    • 割とちゃんと挨拶返してくれる人も多い(ロンドンとか)
    • 細かい譲り合いやthank youがあってちょっとしたことでほっこりするシーンも多かった

景色が日本とは違いすぎて、海外の景色やスケール感を体感してしまうと、日本国内の見慣れたものでは想像の範囲を出ずあまり感動できなくなるかもなと思っちゃうくらい海外の景色は良かった。そんなわけでまた行きたいなと思った。毎年とかはいいけど(そもそも資金的に無理)、3,4年に1回くらいは行ってもいいんじゃないかという気がする。マイルの有効期限も3年くらいだし、頑張って陸マイルでもためてみようかなと言う気になってきた(要調査)。後は英語もTOEICの勉強とかクソほどもやる気でないけど、現地でちゃんと会話できるような英語力はなんとか付けていきたい気がする。とはいえ、英語以外の国だとその国の言語をしゃべるのが結局ベストになるので、結局英語できたところで英語圏以外だと効力が下がる場合も多いようだが。フランス人みんな英語喋れるようなイメージだったけど、調べたら20%くらいみたいな話も出てくるし、他の人も英語通じなかったみたいなこと言ってる人もいたので、英語圏以外だとまあ英語できれば絶対安心とは言えない気もする。まあ英語すらできなかったら終わりだけど。

ということで今回はこのくらいで。仕事という面では正直こんな大金出してもらってまで行った効果は上がらなかった気もしなくもないが、人生経験や英語のモチベーションという意味ではとても有意義だった。まあ、そんな細かいこと考えずに会社の金で旅行できたぜくらいの軽い気持ちでいよう。(一応出発前はそれほど乗り気じゃなかったので、上司には英語できないので、行ったところでそんなに効果ないかもですよと前置きしたけど、それでも行っていいと言われたのでまあ、俺は悪くねえってことだ)