FE350 自力タイヤ交換メモ
概要 今回FEのタイヤ交換を初めて自分でやってみたのでその時の手順や学びをメモとして残しておく。
一応前のBetaの125でタイヤ交換をやや手伝い、見学もしたのでまあ完全な初めてというわけではないが、ちゃんとメモしておかないと案外普通に忘れてしまうし、今回新たな学びも多かったので。
タイヤの外し方 基本的にはマニュアル通りに外せば問題ない。多分下のような流れ。一応ちゃんとマニュアルみたほうがいい
フロント ブレーキキャリパをディスク側に押して広げる(気持ち程度だけど) ブレーキディスク側のアクスルシャフトの先端についてるネジを外す アクスルシャフトを固定している前面の4つのネジを緩める(外す必要はない) ブレーキディスク側のアクスルシャフトの穴からラチェットか何かを入れてアクスルシャフトを押し出す 反対側から引き抜けるくらい飛び出してきたら、手で引き抜く リヤ ブレーキキャリパをディスク側に押して広げる(気持ち程度だけど) ブレーキディスク側のアクスルシャフトの先端についてるでかいネジを外す 80Nmで締め付けてるはずなので、でかいラチェットか何かがないと外せない多分 上のでかいネジを外したら、チェーンアジャスタの接触してるスペーサーも外れるので外す リヤタイヤを前方に可能な限り押し出し、チェーンを外す アクスルシャフトをチェーン側引き抜いて外すとタイヤが外れる タイヤ交換手順 タイヤは前後あるが、基本的に手順は同じ。フロントのほうがやや柔らかい気がするので比較的かんたんと思う。
また、全般として常に状況を確認しながら行ったほうがいい。特にビートストッパー、エアバルブ、チューブの位置は重要。うまくいってると思って進めると、実はビートストッパーがタイヤに入ってないとか、チューブがすごいねじれ方しててパンクしそうとかよくある。レバーで1箇所作業したら1回確認するとか、そういうふうにしたほうがいい。
タイヤ外し まず、タイヤを外す手順とポイントを書く。
エアバルブのムシを外して大気開放する ビートストッパー固定のネジを外す エアバルブ固定ネジをギリギリまで緩める(完全に外さなくても良い) タイヤの裏表に乗ってビートを落とす タイヤレバーを使って片側ずつタイヤをリムから外す(リムの内側にあるタイヤを外側に出していく) 最後はかんたんに外れるので、ビートストッパーや空気入れるところの反対側あたりから始めると良い 最初は意外とすぐレバーが入るが、2つ目3つ目あたりはなかなか引っかからなくて大変 焦らずちょっとずつやっていく、そのうちちゃんと外れる すでに外れてる場所に別のレバーを入れて隙間を作るなど工夫する この状態でチューブを噛むことは少ないと思うが、気をつけて作業する 3分の1くらいはずしたら後はかんたんに外れる どちらの面からやってもそれほど難易度は変わらない印象、フロントはディスクがある方からやったほうがコツを取り戻すのには良いかも 両面リムからタイヤが外れたら(タイヤの中にリムが完全に入った状態)、空気入れをリムに固定するネジを外す 空気入れのところを上にしてリムのハブなどを思いっきり下に押してリムをタイヤの下側に落とす チューブをリムから抜きつつ、タイヤとリムを逆方向に引っ張りタイヤをリムから外す(力技、リヤは特に大変) タイヤが外れたらチューブをタイヤから引き抜く
チューブにムシを入れて、空気を入れ、空気漏れがないか確認する
空気漏れがなければ一旦ムシを外して空気を抜く
タイヤの中にチューブを戻す
タイヤに入れたチューブがあまりきれいにタイヤに沿って整ってない場合は一旦空気を入れてタイヤの形に沿わせる
ムシをつける必要はない タイヤにビートクリームを塗る
両側のビート+外側内側両方 チューブ表面にも少し リムを下、タイヤを上に置いてタイヤにローテーションがある場合は方向を合わせる
チューブの空気入れるところをリムの穴に通して外れないように軽くナットで固定する
ビートストッパーを確実にタイヤの中に入れる(手作業)
必要ならビートストッパーを押し込んで入れる ここを失敗すると基本やり直し&後でかなりしんどいので注意する かなり重要ポイントなので下で少し掘り下げる この時点では上のような状態になってると思う。この状態で手で、リムとタイヤを密着させ、その際タイヤの中に(裏表両方)ビートストッパーが入ってる状態にする。(厳密に言えば、この後タイヤをはめたときに確実にタイヤの中にビートストッパーが入るようにする)
うまくできてないと今後の作業後にこんな感じになったりして、こうなったらもう終わり。ビートストッパーが柔らかかったり、タイヤが柔らかかったりすればここからでもタイヤの中にビートストッパーを入れれるかもしれないが、基本的には無理だと思う。人によってはビートストッパーを後から入れるとかもあるのでやり方はあるかもしれないが、多分また別のコツがいると思う。
上の状態にできたら、ビートストッパーの反対側からタイヤレバーでタイヤをリムにはめる(片側) 現状リムの上にタイヤがある状態、ここから地面に近い側のタイヤの縁(ビートを)リムの中に入れる 地面側から、リム(下)・タイヤビート(下)・リム(上)・タイヤビート(上)の順になるようにする このとき必ずエアバルブとビートストッパーの位置を確認しながら行うこと、ちゃんとタイヤの中になさそうならやり直す まだきっちりはまってないので、手で抑えながらとかでもできるはず 反対側のタイヤが入った位置から、順にタイヤを入れていく このときも1つ1つの動作毎にビートストッパーとエアバルブが正しい位置にあるか確認しながら行う またチューブが一部タイヤから飛び出してる場合は、手でタイヤの中に戻しながら作業をする タイヤを1周して全部タイヤの下側のビートをリムの中に入れる 多分最後はビートストッパーとかの位置になると思う 片側全部はまったら再度各部に問題がないかチェック ビートストッパーやエアバルブのネジを押して動けばOK チューブが硬いなどの理由で手で動きにくい場合もあるが、ハンマーでかるく叩いて動けばそれでもOK ハンマーでも動かない場合はなにかおかしい可能性が高いのでよく見てみて、だめそうなら諦めてやり直す ビートストッパーやエアバルブの位置が怪しく、すぐに直せなさそうならこの時点で組み直したほうがいい その場合は、普通のタイヤレバーを使って外すとき同様にタイヤをリムから出していく 上記作業は長いタイヤレバーがあるとかなり楽になる。なければ意外と難所だと思う。